モジナリア
使ってみる

切って、増やして、長く育てる構造化テキストエディタ

どこから書いても、
あとで組める。

切っても、つないでも、シナリオ。

長文を、長いまま扱わない。短い塊で書き、分類して、並べ替えて、つないで、最後に一本の長文として書き出す。スマホにやさしく、PCで開けば、同じ原稿の続きができる。そんなテキストエディタ、うまれました。

夜霧の桟橋
P1 第一夜 桟橋
霧が濃い。街灯が点いては消える。
男は外套のまま立っている。
桟橋の突端で、灯りが揺れた。
見回りは夜10時。鍵は事務所。
ここ、判定を挟むか迷う。
改行をみっつ
あとは一本に書き出すだけ 1,284字
01

切る。つなぐ。取り込む。

ちぎる

大きくなった塊は、書いている手のまま分ける。改行をみっつ入れれば、そこが境目。切っても消えない。↩︎で戻せる。

つなぐ

塊を並べ替えて、上下とくっつける。ページ>シーン>ブロック、どの階層でも同じ操作。

照合取り込み

外で書き足したテキストは、控えと見比べて差分だけ取り込む。無傷のブロックは種別もタグも生き残る。

箱に詰める

ネタ帳としても使える。ばらばらの断片は箱に入れておいて、あとでまとめて一冊へおひっこし。

分類して、探す

ブロックに種別とタグをつける。絞り込めば、欲しい情報だけをまとめて見られる。

モードを使い分ける

組み立てはブロックで、執筆は流れで。長く書く日も、断片だけの日も、同じ原稿でいい。

地下室の扉は、内側から釘で打たれていた。
釘は新しい。錆がない。

ひとつの塊。切り口はどこでもいい

押してみて。何度でも。
02

書く。組む。育てる。出す。

  1. 1

    書く・ためる

    思いついた順に、短く書く。空行ふたつが塊の境目になる。ひとつなら、塊の中の段落。一本で長く書く日も、断片を放り込むだけの日も、同じ原稿でいい。

    • まだ行き先のない断片は、箱にためる
    • よく使う言葉は、キーボードの上に出る
    • おためしの砂場は、閉じれば元どおり
  2. 2

    切る・繋ぐ・組み替える

    育ちすぎた塊は、改行をみっつ入れればそこで分かれる。塊の頭で消せば、前とくっつく。手を本文から離さずに切れる。並べ替えは目次から掴んで動かす。

    • ページ>シーン>ブロック、どの階層でも同じ手
    • シーンやページごと分けるのは、ブロックモードの ✂ から(浮かぶ道具の列)
    • 二冊のブックを、くっつけることもできる
    • 切っても捨てても ↩︎ で戻る
  3. 3

    育てる・整える

    分類とタグを付けて、絞り込む。語で探して、まとめて置き換える。散らかったまま増えても、あとから形になる。

    • 分類は名前も色も、書き出したときの姿も組める
    • 書き方のゆれは、置き換え校正でそろう
    • 条件で束ねた箱は、そのまま直せる
  4. 4

    外に出す

    一本の長文にして書き出す。テキストでも、Markdownでも、卓で開く盤(HTML)でも。

    • .mojin ひとつで、原稿と構造をまるごと持ち運ぶ
    • 外で書き足したぶんは、照合取り込みで差分だけ戻る
    • アプリが無くなっても、原稿はテキストとして読める

ここに並べたのは、よく通る道だけ。ほかにも、横断検索・プレビュー・書式の持ち運びなどが入っている。

03

画面は、こう。

短く書いて分類する画面と、執筆に集中して長く書く画面を、切り替えて使う。

ブロックモードでは、塊をたたくと種別・タグ・上下とくっつける・捨てるが、その場でひらく。執筆モードに切り替えれば、枠が消えて流れで読める。切る手は、どちらの構えでも同じ。改行をみっつ。

下の棚の「執筆/ブロック」は押せる。

モジナリア 端末に保存した(21:12)

午前零時の返送便

34,208字
P2導入2,310字
閉館後の資料館2塊
午後十一時五十分。雨粒が、郵便資料館の高い窓を細い指で叩いている。照明は半分ほど落とされ、ガラスケースの内側だけが水底のように白く浮かんでいた。
描写 情報 処理
探索者が音のした方へ向かうと、「旧集配室」へ到着する。館外へ出ようとした場合、正面玄関は開くが、数分後に同じ玄関から資料館内へ戻ってくる。
メモ:導入を急ぐ卓では、あらすじの読み上げは省いてよい。
本棚 えらぶ 探す 保存

サンプルブック「午前零時の返送便」より

04

増えても、見失わない。

塊は、書くほど増える。気になるものだけに入れておけば、そこだけまとめて眺められる。原稿はどこにも動かない。入るのは目印だけ。押して試せる。

重要そうなやつ 4つのうち2つが入っている
霧が濃い。街灯が点いては消える。
男は外套のまま立っている。
見回りは夜10時。鍵は事務所。
ここ、判定を挟むか迷う。

⇅ で入れかわる。箱を開くと、入れた二つだけになる

要るものだけ、まとめて眺める

手で入れる仕分けの箱と、語や分類で自動的に集まる条件の箱がある。開いているあいだは、その中身だけが本文に出る。書き出しには影響しない。

開いているあいだは、形が変わらない

並べ替えもちぎるも、いったん断られる。書くのはそのまま。箱を閉じれば、ぜんぶできる。まちがえた一手で原稿を失わないための門。

箱に8色 えらんだ塊を、別のページへ 長い見出しも、切れずに読める
05

出したら、卓の道具になる。

書き上げたものは、一枚のHTMLに焼いて書き出せる。ブラウザで開くだけ。アプリも、ネットも要らない。読むだけの原稿ではなく、卓の最中に引ける道具になる。

午前零時の返送便 語で探す/分類で絞る

午後十一時五十分。雨粒が、郵便資料館の高い窓を細い指で叩いている。

導入 › 閉館後の資料館描写

照明は半分ほど落とされ、ガラスケースの内側だけが水底のように白く浮かんでいた。

導入 › 閉館後の資料館描写

旧集配室の鍵は、事務室のいちばん下の抽斗にある。

調査 › 旧集配室情報

差出人の住所は、三十年前に無くなった町のものだった。

調査 › 旧集配室情報

館外へ出ようとした場合、正面玄関は開くが、数分後に同じ玄関から戻ってくる。

調査 › 旧集配室処理

ここで一度、休憩を挟むとよい。

調査 › 旧集配室メタ

押すと、その分類だけになる 6件
  • シーンごとに送る・目次から飛ぶ
  • 語で探す(空白で区切ると、全部を含むもの)
  • 条件に合う塊だけ、まとめて見る
  • よく使う条件は、残しておける
  • 塊ごとにコピー(そのまま卓のチャットへ)
  • その場でメモを置ける
  • 配色は四つ(生成り・白・藍・夜)。字の大きさと行のつまりも選べる

配色や文字の大きさ、卓の最中に置いたメモ、残した条件は、その端末が覚えている。うまく動かない端末でも、全文が上から下に並ぶので読める

06

データの約束

文具のように道具らしく、原稿より前に出ない。

原稿の置き場所は、あなたの端末と、あなた自身のGoogle Drive。運営が預かるのは設定だけ。

原稿は外に出ない

保存先は端末か、自分のGoogle Drive。運営のサーバーに原稿は置かない。

消えない

書いたそばから端末に残る。書き出した控えも持つ。

↩︎で戻せる

切っても、捨てても、一手で戻る。

Google Driveとの連携について

Googleアカウントでログインすると、原稿を自分のGoogle Driveに保存して、端末をまたいで続きが書ける。モジナリアが触れるのは、モジナリアが作ったファイルと、あなたがモジナリアで開いたファイルだけ。Driveの中のほかのファイルは見えないし、一覧も取り出せない。アカウントの識別(メールアドレスなど)は、設定を端末どうしで揃えるのに使う。

アプリについて

07

シナリオじゃなくてもいい。

主役はTRPGシナリオ。ただ、やっていることは「短く書いて、長く仕上げる」。それだけ。小説のプロット、取材メモ、アウトライン整理。長い文章なら、なんでも。

場面と、進め方と、あとで直すところ。混ざったまま置いて、印で分ける。

描写潮の匂いが、廊下の奥まで届いている。
処理鍵は事務所の抽斗。開けるとき、音が鳴る。
メモ導入が長い。半分に削る。
08

料金

フリー いま使える
¥0

執筆・整理・検索・書き出し。一冊仕上げるのに足りる。

ライト 提供予定
¥300/月

テーマ着せ替え。辞書や書式を増やして、作品をまたいで使い回す。

プロ 提供予定
¥600/月

ライトの全部に加えて、辞書と書式が無制限。

原稿と基本機能は課金で縛らない。決済が始まっても、フリーのまま一冊仕上がる。

09

よくある質問

正式版について

2026年9月10日に正式版(1.0.0)になった。オープンβで見つかった不具合の修正と安全の作り込みを重ねての区切り。使い方は変わらない。不具合報告はこれまでどおりお問い合わせから。

スマホだけで使える?

使える。ホーム画面にアイコンを置けば、アプリと同じように開く。PCで開けば、同じ原稿の続きが大きな画面でできる。

原稿はどこに保存される?

端末の中。同期を使うなら、自分のGoogle Drive。運営のサーバーに原稿は置かない。

無料でどこまで?

執筆・整理・検索・書き出しまで、フリーでできる。課金は着せ替えや、辞書・書式の使い回しに乗せる予定。

TRPGを知らなくても使える?

使える。中身は「短い塊で書いて、長い一本に組む」道具。メモにもプロットにも向く。

既存の原稿を持ち込める?

テキストを開けば、ブロックに分けて取り込む。外で書き足した分は、照合取り込みで差分だけ拾う。

開発者・運営について

いせえびの個人開発アプリ。ひとりでやっているので、対応に時間がかかることがある。

書くときは短く。
できあがるものは長く。

はじめてでも大丈夫。
中のチュートリアルが、最初の一冊まで連れていく。

マスコットはこいつ。切っても、死なない。
『あいつ』がもと。